考えをピラミッド原則に沿って文章とする方法

前回(考える技術・書く技術)でまとめた内容は、単純に本の内容をまとめただけであり、自分なりにまだ整理できていないと感じている。

今回は、考えを論理的に整理する方法について、自分の言葉でまとめてみる。

 

ピラミッド構造

「考える技術・書く技術」にある、相手にわかりやすい文書を書くには、まず最初に全体を要約する考えを述べ、その後に個々の考えを一つ一つ説明していく、ピラミッド構造が必要と記載されている。

例えば、問題解決に関する文書を書く場合、全体を要約する考えは、対象となる問題と、その問題に対する解決方法となる。その後になぜその解決方法が正しいのか、一つ一つ個々の考えや、事実を積み重ねて説明を行うことでピラミッド構造が完成し、それが相手にわかりやすい文書となる。

  • その考えは、ひとつ下の階層の考えがグループ化されているものであること
  • グループ内の考えは、常に同じ種類のものであること
  • グループ内の考えは、常に順序付けられているいること

グループ化は、同じ種類のものである説明ができること、順序とは、演繹、時間、重要、構造の4つが基本となり、4つのうちどれなのか、またなぜその順序としたのか、説明ができるよう配置していくことだ。

例えば、私の好きなフットサルの試合で、自分のチームの得点者が誰かわからなくなる問題がある。そのため、簡単に記録できるスマートフォンのアプリを作ることにした。そのアプリはチームのメンバーの情報が事前に登録できる。フットサルでは、1試合に出られるプレイヤーは4人だが、その4人をチーム全員からタップ&ドロップで簡単に選ぶことができる。そして、ゴールを決めたときはその4人のうち、該当者をダブルタップするだけで、記録することができる。もちろん、この記録は試合・日付ごとに分類され、あとで集計結果をみることも可能だ。このように、短い試合時間に誰でも入力できる仕掛けをもったアプリがあれば、チームの得点者が誰か、ある時点で誰が一番得点しているのか、または誰がしていないのか、簡単に分かることができる。

上記が即興かつ短いが、ピラミッド原則を応用した、例文となる。まず全体の考えとして解決したい問題と、解決方法を述べ、その後、なぜそれが解決となるのか、ひとつひとつ個々の考えを述べていった。

今後もピラミッド原則を頭に入れながら文書を作るよう、習慣化していきたい。